アート

沼田侑香

日本

インターネットが日常的に使用されるデジタルネイティブ世代に生まれた彼女は、二次元と三次元の空間の往復の方法を探り、パソコン上で加工されたイメージをインスタレーションや、絵画、デジタルコラージュなどで表現している。代表的な素材にはアイロンビーズという子供のおもちゃを使用したものがあり、一つ一つ並べる事でイメージを構築する技法である。アナログ的な表現方法を用いながらもコンピューターバグのようなデジタル上でしか起こり得ないズレを視覚的に発生させている。近年におけるVRやAR、3DCGなどのバーチャル空間の拡張により変わり始める時代の過渡期に焦点を当てている現代アーティストである。