内房総アートフェス

内房総5市の風景を舞台に、アーティストやクリエイターたちが創造力を発揮し、新たな芸術作品を発表します。総合プロデューサー・小林武史とアートディレクター・北川フラムの両名により、総勢約 80 組の気鋭の現代アーティストを国内外から招聘し、絵画、彫刻、映像、インスタレーションなど、多様な手法を用いて表現されるアート作品を屋内外に展示します。来場者はアート作品を目印に5市を巡ることで、その土地の魅力を発見することができます。

【会期】2024年3月23日(土)〜5月26日(日)※火・水曜日定休(4月30日・5月1日は除く。一部施設は通常営業)(全49日)
【開催時間】10時~17時 ※作品によって公開日・公開時間が異なる場合あり
【会場】内房総5市 (市原市・木更津市・君津市・袖ケ浦市・富津市)
【総合プロデューサー】小林武史
【アートディレクター】北川フラム

【インフォメーションセンター】
・木更津駅東口インフォメーションセンター(木更津市富士見1-1-1 木更津駅東口前)9:00~18:00 ※会期中は全日程営業
・上総牛久駅前インフォメーションセンター(市原市牛久897-3)10:00~17:00 ※火・水曜日定休(4月30日・5月1日は除く)
• 旧里見小学校インフォメーションセンター(市原市徳氏541-1)10:00~17:00 ※火・水曜日定休(4月30日・5月1日は除く)
• クルックフィールズインフォメーションセンター(木更津市矢那2503)10:00~17:00 ※火・水曜日定休(4月30日・5月1日は除く)

ニュース

ニュース

2024.04.26

4月30日(火)~5月2日(木)の内房総アートフェスの無料周遊バスは土休日ダイヤで運行します

内房総アートフェスのアクセスページ内の公式マップでご案内している無料周遊バスについて、4月30日(火)~5月2日(木)は土休日のダイヤで運行いたします。平日ダイヤによる運行はございませんのでご注意ください。この期間に無料周遊バスをご利用される場合は、土休日のダイヤをご覧いただくようお願いいたします。 皆様の内房総アートフェスへのご来訪を心よりお待ちしております。

2024.04.26

土日祝日はガイド付き日帰りバスツアーでアートを満喫! 前日18時まで受付中

内房総アートフェスでは、会期中の土日祝日に木更津駅発着のオフィシャルバスツアー「内房総5市ぐるっとツアー」が運行中です。 コースは「カラカラ落花生コース」と「パリパリ海苔コース」の2種類。どちらのコースも、内房総アートフェス開催エリアである5つの市を巡ります。5市の魅力を存分に感じていただける作品を中心に運行コースを考えました。ガイドによる案内と、ツアー参加者限定のランチが付いているので、作品や地域のことをもっと知りたいという方や、初めて訪れる方でもゆったりとお楽しみいただけます。 カラカラ落花生コース パリパリ海苔コース 内房総アートフェスのツアー・モデルコース一覧 ●料金一般(小学生以上)12,000円、幼児(3歳~5歳)3,000円、3歳未満0円(バス代、昼食代、ガイド代、消費税含む)※3歳未満のご参加で食事・バス座席が必要な場合は幼児料金となります※ご参加にあたり別途作品鑑賞パスポートが必要となります。お持ちでない方は、ツアー購入時に併せてご購入をお願いいたします●申し込み締切運行前日の18時まで

2024.04.26

「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」作品鑑賞レポート<PART 1>前編・後編を公開!

「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」作品鑑賞レポートとして、木更津、君津、富津、袖ケ浦編(前編/後編)を公開しています。なお、市原市は<PART2>として公開予定です。会期が残り1カ月となり、折り返しを迎えました。ゴールデンウイークなどで、足を運んでいただいた際の鑑賞ルートの参考に、どうぞご覧ください。 https://100nengo-art-fes.jp/story/lifeart-report-1 https://100nengo-art-fes.jp/story/lifeart-report-2

2024.04.26

時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」当日券販売

時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」の当日券は、会場で開演の30分前から販売します。 【公演日時】2024年4月27日(土)、28日(日)11:00/16:00、4月29日(月・祝)11:00/14:00※開場は開演の30分前より各日、11:00の回の残席が残りわずかとなっております。当日券は開演の30分前より会場受付にて販売予定です。みなさまを小湊鉄道と銀河鉄道が交錯する幻想的で懐かしく切ない旅にお連れします。「どなた様もお乗り遅れのございませんよう、白鳥公民館まで、お気をつけてお越しください。」――――チケットについて―――――――――――――――――――――――――公演前日までが前売券のお取り扱いになります。:一般前売2,000円当日券は2,500円ですが芸術祭の作品鑑賞パスポートをお持ちの方は、2,300円でご覧いただけます。小中高生は前売り、当日ともに1,000円です。チケットを事前予約されている方は会場にて清算をお願いします。満席になり次第、当日券は売り止めとなります。予めご了承ください。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※本作の鑑賞がセットになったツアーもご用意しております。 イベント詳細はこちら ツアー詳細・予約はこちら

2024.04.25

GWは内房総へ! 4/27-5/6開催イベント一挙紹介

内房総アートフェスはGWもイベントが満載です。さまざまなワークショップや体験ツアー、食や雑貨のマルシェに観劇など、子どもから大人まで楽しめるラインナップとなっています。GWは都会の喧騒を離れて、大切な人と自然の中でアートを感じませんか? 地域ごとにイベントをまとめていますが、どの施設も駐車場があり、無料周遊バスも運行しているので、気軽に複数のイベントや作品鑑賞を楽しむことができます。気になるイベントがあれば、ぜひそれぞれの詳細ページをのぞいてみてください。 【市原市】 2024.4.27 #運動会 2024.4.27・4.28 #ワークショップ  2024.4.27・4.28 #演劇 EAT&ART TARO「おにぎりのための運動会!」  ・日程 4/27(10:00-) ・住所 旧里見小学校(市原市徳氏541-1)・参加費 1,000円※事前予約制。4/27(土)受付終了・次回5/18(土)受付中 木村崇人「森ラジオ ステーション×森遊会」ワークショップ  ・日程 4/27・28(13:30-15:00)・住所 森ラジオ ステーション(市原市月崎539/月崎駅隣接)・参加費 無料※事前予約なし。先着15名 時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」  ・日程 4/27・28(11:00-16:00)・29(11:00-14:00)・住所 白鳥公民館(市原市大久保505-3)・参加費 小中高生1,000円・一般前売2,000円・一般当日2,500円(パスポート割引2,300円)※事前予約・当日販売あり 詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら 2024.4.28 #ワークショップ 2024.4.27 #マルシェ 2024.4.27・4.29 #ギャラリーツアー 塩月洋生「つるぴか泥だんごづくりと土壁づくりのお手伝い」  ・日程 4/28(10:00-12:00/13:00-15:00)・住所 月出工舎(市原市月出1045)・参加費 無料※各回10名程度 湖畔とピクニックとマルシェ「雑貨とてしごと」  ・日程 4/27(10:00-15:00)・住所 市原湖畔美術館 芝生広場(市原市不入 75-1)・参加費 無料※美術館もご覧になるお客様は、別途入館料が必要です ICHIHARA×ART×CONNECTIONS-交差する世界とわたし」ギャラリーツアー  ・日程 2024年4月27日・29日(14:30-15:00)・住所 市原湖畔美術館(市原市不入 75-1)・参加費 無料※別途入館料が必要です 詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら 2024.4.27・4.28・4.29/5.3・5.4・5.5・5.6 #ワークショップ 2024.5.5 #キャンプ 柳健太郎「ガラス細工をつくろう」   ・日程 4/27・28・29・5/3・4・5・6(10:00-17:00)・住所 牛久会館(市原市牛久138)、UK-3柳健太郎(市原市牛久1273)・参加費 2,500円※作品鑑賞には別途入館料が必要です 月出工舎「月夜のアートキャンプ」  ・日程 5/5(18:30-20:00/開場18:00)・場所 月出工舎、月出の森(市原市月出1045) ・参加費 無料※予約不要。飲食は別途販売 詳細はこちら 詳細はこちら   【木更津市】 2024.4.28 #ミニツアー 2024.4.27・4.28・4.29/5.3・5.4・5.5・5.6 #食 2024.4.27 #体験ツアー 槙原泰介「干潟を歩く」バスツアー  ・日程 4/28(13:20-17:00)・住所 盤洲干潟(木更津市小櫃川河口から東京湾)・参加費 無料※事前予約制。各回15名 EN NICHI BA  ・日程 4/27・28・29・5/3・4・5・6(10:30-17:00)・住所 クルックフィールズ(木更津市矢那2503)・参加費 無料※飲食は別途販売 クルックフィールズ ・日程 4/27(10:00-17:00)(タイムスケジュールは、下記の詳細ボタンからご覧ください)・場所 クルックフィールズ(木更津市矢那2503)・参加費 無料※別途入館料が必要です※「クルックフィールズツアー」・「野菜収穫体験」・「動物ふれあい体験」・「生き物観察会」・「ビオトーブ観察会」・「春の森探検隊」・「養鶏体験」・「ファームツアーby農場長」 詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら   2024.5.4 #ワークショップ 100人先生の10本ノック  ・日程 5/4(13:00-14:30/15:00-16:30)・場所 木更津会館(木更津市富士見2-1-11/あさひや(木更津市中央1-9-3)・参加費 1講座500円(パスポート提示で無料)※事前予約不要。先着順 詳細はこちら   【君津市】   2024.4.27・4.28・4.29 #パフォーマンス 2024.5.4・5.5 #食 2024.5.4・5.5 #パフォーマンス 佐藤悠「おはなしの森 君津」  ・日程 4/27・28・29(10:00-17:00)・住所 八重原公民館(君津市南子安9-17-2)・参加費 無料 EN NICHI BA ・日程 5/4(12:00-19:00)・5(10:00-17:30)・場所 君津市民文化ホール(君津市三直622)・参加費 無料 ※飲食は別途販売 通底縁劇・通底音劇 ・日程 5/4(19:00-)・5(17:30-)・場所 君津市民文化ホール(君津市三直622)・参加費 9,000円(全席指定席・アート作品鑑賞パスポート付き)※事前予約制。5/4(土)・5/5(日)受付終了・次回5/12(日)受付中 詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら   【袖ヶ浦市】   2024.4.29 #ワークショップ 東弘一郎「未来井戸」掘削体験会 ・日程 4/29(13:00-15:00)・住所 袖ヶ浦市飯富2360・参加費 無料※予約不要 詳細はこちら   【富津市】   2024.4.29 #ワークショップ 2024.4.28 #ワークショップ   武藤亜希子/海の森ーA+M+A+M+O ワークショップ ~アマモ+いきもののかけら作りー作ったパーツを飾りアマモ場を広げよう~  ・日程 4/29(11:00-12:00/13:30-14:30/15:00-16:00)・住所 富津埋立記念館(富津市新井932-34)・参加費 無料※事前予約不要。各回先着10名 100人先生の10本ノック ・日程 4/28(13:00-14:00/15:00-16:30)・住所 富津公民館(富津市新井932-34)・参加費 500円(パスポート無料)※事前予約不要。先着順 詳細はこちら 詳細はこちら      

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イベント

佐藤悠「おはなしの森 君津」

君津市

2024.3.23-5.26の毎週土日祝

佐藤悠「おはなしの森 君津」

一枚の絵を描きながら、その場にいる全員で即興の「おはなし」をつくるパフォーマンス「いちまいばなし」。「何がどうした?どうなった?」と参加者へ順番に続きを聞いていき、答えた内容を1枚の絵に描き足していきます。「面白い『おはなし』は、既に参加者の中にある」とし、それらをひも解きながら取り出していく作品。3人以上の希望者が集まれば、そこからパフォーマンスが始まります。 ●開催日:2024年3月23日(土)~5月26日(日)の毎週土日祝 ●所要時間:15分程度(3人以上の希望者が集まり次第実施) ●参加費:無料 ●予約:不要

柳建太郎「ガラス細工をつくろう」

市原市 上総牛久駅周辺

2024.3.23-5.26の毎週土日祝

柳建太郎「ガラス細工をつくろう」

千葉県印西市の印旛沼近くにある柳建太郎の工房「アトリエ炎」を、市原市の牛久商店街(上総牛久駅周辺)にそのまま移転した作品。真っ暗な空間の中には、動くガラスの透明な世界が広がります。その作品に関連したガラス細工のワークショップを毎週開催します。ぜひご参加ください。 ●開催日:2024年3月23日(土)~5月26日(日)の毎週土日祝 ●会場:作品会場(以下マップ参照) ●参加費:2500円~ ●予約:不要

-cafe- TSUKIDEYA

市原市 月出工舎

2024.3.23-5.26 の毎週金土日祝 ※4.30・5.1・5.2は営業

-cafe- TSUKIDEYA

月出工舎にて焙煎工房を構える「ヤマドリ珈琲」では、南市原をイメージした珈琲豆の販売や焙煎師が淹れるコーヒーを味わえます。また、月出の森で食べられるBBQ スタイルのサンドイッチや地元野菜を使用したオリジナルデザートを週替わりで楽しめます。月出町会や「焼き芋屋リッツファーム」の協力によって地域食材を集め、「FOOD TANK」の櫻場シェフがプロデュース。国産小麦、天然酵母にこだわるベーカリー「麦を踏む」が焼くパンやお菓子でのおもてなしも。さらに、森の恵みでつくられた自家製シロップを使用したかき氷「月出のかまくら」が期間限定で登場します。出展作家の小作品やオリジナルTシャツ、UP COFFEEとして焙煎時に見つかる欠点豆で一つひとつ手染めした鞄などもご購入いただけます。●営業日:3月23日(土)〜5月26日(日)の金土日祝※GW期間中の4月30日(火)、5月1日(水)、5月2日(木)は営業●時間:10:00 〜17:00 / L.O.16:00●会場:月出工舎(市原市月出1045) 詳細は月出工舎公式HPへ

木村崇人「森ラジオ ステーション×森遊会」ワークショップ

市原市 月崎・田淵

2024.4.28・5.18

木村崇人「森ラジオ ステーション×森遊会」ワークショップ

「森を遊ぶ」ワークショップ「森ラジオ ステーション」を維持管理する有志団体「森遊会」とともにワークショップを行います。 「縄文小屋用ヒノキの皮むきと磨きを学ぶ」 縄文小屋を作るための柱材作り。伐採したヒノキの皮むきから川砂すり磨きまでの工程を行います。知恵と技術を学べるワークショップです。 ●日時:4月27日(土)、4月28日(日) 13:30-15:00 ※小雨決行●会場:森ラジオ ステーション(月崎駅隣接 〒290-0547 市原市月崎539) ●参加人数:先着15名(子ども〜大人)※事前予約なし ●参加費:無料 ●服装と持ち物:汚れても良い服装、作業手袋、長靴(水を使います) 「森遊会定例活動(森ラジオメンテナンス)を体験してみよう!」 森遊会が月に一度行っている森ラジオの維持管理作業。 ●日時:5月18日(土)9:00-10:00 ※小雨決行 ●会場:森ラジオ ステーション(月崎駅隣接 〒290-0547 市原市月崎539) ●参加人数:先着20名(子ども〜大人)※事前予約なし ●参加費:無料 ●服装と持ち物:汚れても良い服装、作業手袋、作業靴 「苔玉作り」 苔玉作りの先生と一緒にオリジナル苔玉を作ります。 ●日時:5月18日(土) 10:00-15:00まで受付 ※雨天中止/制作時間は約1時間程度 ●会場:森ラジオ ステーション(月崎駅隣接 〒290-0547 市原市月崎539) ●参加人数:先着20名(子ども〜大人)※事前予約なし ●参加費:700円 ※各自制作した苔玉はお持ち帰りできます。 ●服装:汚れても良い服装 森遊会のおもてなし 会期中は、森遊会が不定期で作品案内や野草茶などを行います。 終了:「森遊会による野草と木の実を使ったリース作り」 午前の部 10:00-12:00:材料採集(森ラジオ周辺でリース作りに必要なワラなどの素材を採取) 日時:4月7日(日) ※雨天中止 午後の部 13:30-15:00:リース作り ※午前の部、午後の部のみの参加も可 会場:森ラジオ ステーション(月崎駅隣接 〒290-0547 市原市月崎539) 参加人数:先着15名(子ども〜大人)※事前予約なし 参加費:一律500円(小学生以下無料) 服装と持ち物:汚れても良い服装、作業手袋、歩きやすい靴または長靴(山に入るかもしれません)、必要に応じて水筒・昼食、 お持ちの方は園芸用ハサミ

時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」

市原市 駅舎/広域

2024.4.28・4.29

時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」

小湊鉄道と銀河鉄道が交錯する演劇作品。ノスタルジックな白鳥公民館いっぱいに飾られた洋画家・前田麻里(市原市在住)の美しいアートに囲まれる中、空間を変化させるような身体表現を得意とする美木マサオの演出で、「いちはらアート×ミックス2020+」では映像で公開した『終着駅』を、本来の舞台バージョンで上演。脚本はスタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』の坂口理子。美木と坂口が参加する舞台企画「Project 未來圏」ともコラボした今回は、小劇場の人気劇団・だるま座の剣持直明や、高校生俳優など若い世代も参加。観客を幻想的でどこか懐かしく切ない銀河の旅に連れて行く。 ●脚本:坂口理子 演出:美木マサオ アート:前田麻里 出演:剣持直明、市川真也、前田彩、美木マサオ、大山蓮斗、吉田まいの ●日時:2024年4月27日(土)・28日(日)11:00/16:00 、4月29日(月・祝)11:00/14:00 ●会場:白鳥公民館(市原市大久保505-3) ●参加費:一般前売2,000円、一般当日2,500円(パスポート割引2,300円)、小中高生1,000円 ●駐車場:旧白鳥小学校(市原市大久保548) ご予約はこちら(peatix)

塩月洋生「つるぴか泥だんごづくりと土壁づくりのお手伝い」

市原市 月出工舎

2024.4.28

塩月洋生「つるぴか泥だんごづくりと土壁づくりのお手伝い」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 身近な「つち」の不思議と魅力に触れよう 塩月洋生の作品「閒(あわい)」は、わらのブロックを積み上げて泥で塗り固めて制作され、月出工舎の門として訪れる人を迎え入れています。地域で育った稲わら、地域の山で採取した粘土、市原ぞうの国より提供された象のフンなどの自然に還る素材が使われ、他では見られないユニークな土壁となりました。その土壁づくりなどを作家と一緒に行うワークショップです。 ●日時:2024年4月28日(日)10:00~12:00/13:00~15:00 ●会場:作品会場/月出工舎(市原市月出1045) ●参加費:無料 ●対象:幼児以上(幼児、小学生のお子様は保護者同伴) ●定員:各回10名程度 ●持ち物:袋、水筒、タオル ●お申し込み方法:当日先着順 ●講師:塩月洋生

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作品

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コンセプト

コンセプトイメージ

内房総アートフェスについて

市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市による、アート、クリエイティブ、テクノロジーの力を融合した、新しい形の芸術祭です。百年後の未来をつくっていくための持続可能なプラットフォームとして、千葉県誕生150周年記念事業の「百年後芸術祭」が展開されている中で、内房総5市の広域連携、官民協同による初の試みとして開催します。

総合プロデューサーは、会場の一つであるクルックフィールズ(木更津市)を営む音楽家の小林武史、アートディレクターは、「いちはらアート×ミックス」など地域に根ざした芸術祭を数多く手掛ける北川フラムが務めます。

国内外のアーティストによる多様な作品が内房総5市の各地に展示されるほか、音楽、映像、ダンス、テクノロジーが融合した「ライブ・アート・パフォーマンス」、食をテーマとした体験型プログラムも行われます。

芸術祭を通じて、百年後を一緒に考えていきましょう。

 

ストーリー

ガイドブックを手に入れていざ内房総アートめぐりへ出発!「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」作品鑑賞レポート<PART 1> 木更津、君津、富津、袖ケ浦エリア(後編/KURKKU FIELDS→袖ケ浦ルート)

内房総アートフェス

2024.04.24

ガイドブックを手に入れていざ内房総アートめぐりへ出発!「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」作品鑑賞レポート<PART 1> 木更津、君津、富津、袖ケ浦エリア(後編/KURKKU FIELDS→袖ケ浦ルート)

オラファー・エリアソンなど新たなアート作品も展示中のKURKKU FIELDSへ 今回のメイン会場の一つである木更津にあるサステナブルファーム&パークKURKKU FIELDS。「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」総合プロデューサーも務める小林武史さんがつくられた場所で、約9万坪(30ha)の広大な敷地で「農」「食」そして「自然」の循環を体験できる施設です。2022年には宿泊施設“創る暮らしを体感するvilla”「cocoon(コクーン)」が、2023年には本との心地よい時間を過ごせる「地中図書館」がオープン。レストランやマーケット、シャルキュトリー、ベーカリーなどもありゆっくりと過ごせる場所なので、アート作品めぐりの際にも半日はスケジュールに盛り込んでほしい場所です。また、これまでも場内にはたくさんのアート作品が点在していましたが、内房総アートフェスのために新たに設置された作品も数点あり、見ごたえたっぷりです! KURKKU FIELDSにもインフォメーションカウンターがあるので、ガイドブックやグッズを購入することができます。 エントランスゲートを抜けて早速右側の丘に見えるのが、草間彌生さんの《明日咲く花》。鮮やかな色彩に彩られた花びらと葉に、繰り返し水玉と網目模様が描かれた大型の彫刻が緑の芝生の上でいきいきと咲く姿になんだかパワーをもらえます。草間さんの作品はこちらを含めて場内に4つあるので、ぜひ探してみてください。 草間彌生《新たなる空間への道標》 草間彌生《無限の鏡の間 -心の中の幻》 そして、木や草花が生い茂る土の下にひっそりと隠されたように存在し、洞窟のように横たわる「地中図書館」へ。ここは、土の中の微生物と共生して植物や野菜が成長するように、地中に潜り込んで本と出会い、知を蓄え、想像する力を養う。そんなコンセプトのもと誕生しました。緑の芝生が生い茂るこの季節は外観も美しく、うっとりしてしまいます。 今回、新たに館内のホールスペースに設置されたのが、名和康平さんによる彫刻《PixCell-Crow/Welding Mask/VR Controller (R)/Wooden Ladder》です。 地上から降り注ぐ太陽の光がガラスを透過し、神々しく煌めく鳥が本当に美しくて、何時間でも観ていたくなります。(✳︎スペースが限られているので、鑑賞時間は10分目安ですが…)この図書館のためにセレクトされた食や自然、アート、哲学、音楽、生と死についてなど、さまざまなカルチャーに関する本が作品に映り込む光景をぼんやりと見ていると、100年前にも、100年後も、人間が「知」を得るのは本であること、あったことを感じます。 「シュールレアリズムを念頭に、複数のモチーフを組み合わせた《PixCell》シリーズの⼀作。今からちょうど100年前に隆盛し、⼈間の無意識の可能性を探索したシュールレアリズムは、VR やメタバース、AI が発達し⼈々の想像が拡張・拡散される現代の環境において、新たな⼿触りを帯びて⽴ち上がっている。100年前を振り返ることを通じて、100年後の芸術の姿を幻視する」(名和) 図書館で静寂の時間を過ごした後、次に向かったのは島袋道浩さんの《ツチオとツチコ:55年後のBED PEACE》。写真だと距離感がわかりにくいのですが、丘の上から見下ろした時にデーンと現れるツチオとツチコのユニークな姿に釘付けになります。この日は雨上がりで足元が悪く近づけませんでしたが、状態が良ければ側まで行って鑑賞することも可能です。 「遠く離れた二つの場所の土をそれぞれ人の形に置いてみた。土と土の出会い。土のハネムーン。その様子を眺めながら、ふと『人は死んで土に還る』という言葉を思い出した。この土の二人は本当に人だったのかもしれない。また、この二人をいつかどこかで見たことがあることにも気づく。1969年、アムステルダム、ヒルトンホテルのジョンとヨーコ。ちょうど僕が生まれたあの年はベトナム戦争の最中だったけれど、50数年たった今もウクライナやガザ、そして世界のあちらこちらで戦闘が続いている。55年後のBEDPEACE。100年後を考えるにはその半ば、50年後あたりが大切だと思う。50年後に誰かが引き継ぐ、語り継げば100年後にもきっと伝わる。届く。50年後、そして100年後、まだ戦いは続いているのだろうか?」(島袋)  ガイドブックにある島袋さんのメッセージを読みながら作品を見ていると、KURKKU FIELDSの名はThe Beatles の「Strawberry Fields Forever」が由来だという小林武史さんの言葉を思い出しました。クリエイティヴやイマジネーションの力こそが世界を変えることのできる大切なものだということ。そんなメッセージを発信し続けたジョン・レノンとオノ・ヨーコを想い、終わらない戦争を想い、ツチオとツチコとともに改めて世界平和を願いました。 オラファー・エリアソン《Mirror my orgasmic journey in me》 そして、4月18日に公開されたのがこちら。KURKKU FIELDSの土に馴染むようにつくられた宇宙船のようなカプセルのような建物に入って作品を鑑賞します。 色とりどりの手吹きガラスが、透明で重なり合う円や楕円を連想させるように配置されています。この10年間、エリアソンは色彩、透明感、重ね合わせというテーマに着想を得たガラス作品と水彩画を制作してきました。これらの作品のタイトルの多くは、円や楕円の構図と、曼荼羅の前に座る仏陀の歴史的絵画との類似性から着想を得ていると言います。その意味で、バランスの取れた左右対称の本作品は、瞑想と発展のための抽象的で凝縮されたイメージを提示しています。 オラファーファンの筆者としては、ずっとこの中で瞑想していたい気分になります。 アート作品や場内散歩を楽しんだ後は「内房総アートフェス」特別メニューを これからの季節、KURKKU FIELDSは新緑が本当に美しく、遊歩道を散策するだけでも気持ちがいいのですが、アート鑑賞をしながらぜひ途中のベンチや木陰に座ってマザーポンドと名付けられた池を眺めてみてください。自然の恵みの原点は、太陽と土と水、そしてそれらを元に育まれていく生態系。森に囲まれたこの池には、春から夏にかけては貴重なモリアオガエルなど様々な生物が繁殖し、秋から冬にかけては多くの野鳥が越冬のために利用する、1年を通して命が賑わう場所になっています。 マザーポンドの近くでは、増田セバスチャンによる《ぽっかりあいた穴の秘密》やカミーユ・アンロの《デレリッタ》も鑑賞できます。 パリ生まれのカミーユ・アンロは、人類学や博物学など幅広い分野からインスピレーションを受け、ユニークな作品に昇華させる女性作家です。見捨てられた女性が嘆き悲しむ様子を描いたサンドロ・ボッティチェッリの絵画《La Derelitta》に着想を得たというこの彫刻は、車輪に足をかけ、これから駆動していくイメージも想起させます。生命の多様さを抑圧する力を解きほぐすかのようなパワーを感じられる魅力的な作品です。 ファブリス・イベールによる《べシーヌの人》もKURKKU FIELDSの風景に欠かせない常設のアート作品。本作は1991年にフランスの街べシーヌで誕生し、以来、100以上ものクローンやコピーが地球上に広まっているそうです。「体に空いた11の穴から水を撒くことで周囲に溶け込み、自然の、また命の番人となるべくそこに立ち続ける」そんな美しいコンセプトとどこかユニークな姿のアンバランスさが魅力で個人的にとってもお気に入りです。 そして、エディブルガーデンのふもとにはChim↑Pom from Smappa!Groupによる《Level 7 feat.明日の神話》がひっそりと。この作品は、渋谷駅にある日本の被曝のクロニクルを描いた岡本太郎の壁画《明日の神話》の右下にある隙間に、2011年3月11日におきた福島第一原発事故を描いた絵をゲリラ設置したプロジェクトから誕生しました。 原子炉建屋からドクロ型の黒い煙が上がる様子を《明日の神話》と同じタッチで紙に描き、それを塩ビ板に貼ったものを連続した壁画の一部として自然に見えるように設置し、話題になりました。本作は2013年の岡本太郎記念館での個展の際に、そのドクロ雲を立体化したもの。太陽光発電のパネルのすぐそばに設置されていることも見逃せません。「エネルギーとその生産リスクにどう向き合うのか」という震災から10年以上を経て今も課題となっている問いをこの場所から発しています。 エントランスから一番遠く、場内端にある多目的スペース「フラック棟」にもアート好き垂涎の作品が展示されているので必見です。アニッシュ・カプーアの《Mirror(Lime and Apple mix to Laser Red)》と草間彌生さんのペインティング作品《時は過ぎゆけるか、死への近づき》が対面する唯一無二の空間が広がります。 たくさんのアート作品を見てお腹が空いたらダイニングやレストラン「perus(ペルース)」へ。ダイニングでは大きな壁面に描かれた浅井裕介さんによる《命の地層》を眺めながら、季節のピザや猪のキーマカレーなどが楽しめます。 土日であれば、「perus」でぜひ週末限定ランチを。限定メニューとして山名シェフが腕を振るった魚料理の一皿は息を呑む美しさです。 料理作品名《芸術祭〜空と海と大地〜》提供は内房総アートフェス期間中(〜5/26) 「内房総5市の豊かな食材を使用し、『地球』というマクロの視点から"空と海と大地"という表現に置き換え、百年後の地球に想いを馳せて。2024年、辰年に相応しい魚(太刀魚)に、発酵させたキャベツ。豆乳の泡と大根、農場で採れた菜花やいろんなお花を飾っています。青い空、もしくは広い海のような器に、大地から芽吹いた植物やお花が料理に輪郭をつけてくれています」(山名) そのほか、マーケットでもKURKKU FIELDSで育った野菜や地元の食材などが購入できるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね! 水と緑と花があふれる袖ケ浦公園で、100年後を想うアートに出会う 続いて、袖ケ浦市にあるアート作品の紹介です。アクアラインの木更津金田ICで降りるとすぐの袖ケ浦市。アート作品が鑑賞できるのがすべて袖ケ浦公園やその付近なので、東京からなら一番最初に回るのも良いかもしれません。 アクアラインで都心へのアクセスが飛躍的に向上し、袖ケ浦駅海側地区はここ数年の開発で大規模な住宅地が形成され、急速に発展しています。内房総アートフェスでは、四季の花が咲き香る袖ケ浦公園周辺に作品を展開し、地域の歴史を学べるスポットがアート空間へと様変わり。まずは、袖ケ浦公園内にある「アクアラインなるほど館」へ。キム・テボンによる《SKY EXCAVATER》が展示されています。 「深夜、東京湾アクアラインを走る。車窓を流れる光の連続に、知らない場所へと導かれる。そう錯覚するときがある。月の裏側なのか、星たちの輝く遠い宇宙か。建設当時、工事の難易度から『土木のアポロ計画』と呼ばれ、外径14.14mのシールドマシンが地中を掘り進めたらしい。遠くない将来、これらの技術と経験は転用され、僕たちを未知の世界へと導いてくれる日が来るのだろう」。との作家のイメージ通り、記念館の点滅する天井の光の中、アクアライン工事過程に関する自作資料を展示する宇宙船のような空間が生まれていました。 そもそも、こんな施設があったことに驚きなのですが、「アクアラインなるほど館」は袖ケ浦市郷土博物館の別館として併設され、普段は東京湾の歴史や東京湾アクアラインを紹介する模型、建設に使用された部材などを展示しているそうです。それもぜひ見てみたい。 袖ケ浦公園内にこんな施設があったのか!の第二弾は「旧進藤家住宅」。江戸末期に代官をつとめた進藤家の住宅だそうで、上層農家の生活様式を現代に伝える貴重な建造物として、袖ケ浦市指定文化財に指定されています。数年前に改修工事をしているそうで、とっても立派な藁葺き屋根に見惚れてしまいます。そしてここでは、大貫仁美さんによる《たぐり、よせる、よすが、かけら》が鑑賞できます。 中に入るとガラスの断片でできた女性の衣服を象った美しい作品が迎えてくれます。千葉県は全国でもっとも多くの貝塚を有しているそうで、展示場所付近にも山野貝塚をはじめ多くの古代の痕跡があるのだとか。出土された多くの「断片」からは、先祖たちの息遣いを感じることができる、と作家はコメントを残しています。「一つひとつは無為な断片であっても、確かな日常がそこにはある」と考え、旧家に佇むガラスの「断片」で継がれた衣服やかけらたちによって、この地を生きた人の気配、痕跡の可視化を試みています。 前庭には大貫さんがワークショップの参加者と制作した「言葉のカケラ」が散りばめられています。 「旧進藤家住宅」のすぐそばにあるのは、東 弘一郎さんによる《未来井戸》です。西上総地方の小櫃川、小糸川流域で開発、発展した井戸掘り技術である「上総掘り」のダイナミズムに着目し、それを、自身を代表する大型の金属作品と重ね合わせて表現したと言います。作品は実際に掘削機能を兼ね備えているそうで、会期中には掘削体験会も開催されるそうです。 そして、袖ケ浦市のアート作品ラストは、ダダン・クリスタント《カクラ・クルクル・イン・チバ》。袖ケ浦市農畜産物直売所「ゆりの里」付近に広がる田んぼの農道に展示されています。風が吹くとカランコロンと心地よい音を立てて風車のように回ります。 竹を主な素材としてつくられる「カクラ・クル・クル」は作家の故郷バリ島に実際に見られる郷土民芸品であり、農夫が収穫期の前後に田んぼへ設置し、収穫の感謝を神に捧げるものだそう。豊穣の願いは、きっと100年先も続いていくもの。遥か先まで吹き抜けるその風景は、100年後にも残したい風景だと確信した瞬間でした。 袖ケ浦市マスコットキャラクター「ガウラ」の焼き印が押された「ゆりの里」の人気商品ガウラ焼きをパクリとかじりながら、鑑賞したアート作品を振り返ります。 東京という大都会のすぐ近くにありながら、豊かな自然がたくさんある内房総でアーティストたちが感じたさまざまな想いや願いが詰まった内房総アートフェスの「LIFE ART」。それぞれが100年後に残したいものを、作品を通して感じながら、それらを残すために自分達が今できることはなんだろうと考える。すぐに答えが出る訳ではないけれど、千葉に住む地元の方にとってはもっとリアルかもしれない。地元の人こそ、この芸術祭にたくさん足を運んでくれるといいなと感じました。 次回<PART2>の「LIFE ART」レポートは市原市をめぐります! Photo:Eri Masudatext :Kana Yokota 

ガイドブックを手に入れていざ内房総アートめぐりへ出発! 「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」作品鑑賞レポート<PART 1>木更津、君津、富津、袖ケ浦編(前編/木更津→君津→富津ルート)

内房総アートフェス

2024.04.24

ガイドブックを手に入れていざ内房総アートめぐりへ出発! 「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」作品鑑賞レポート<PART 1>木更津、君津、富津、袖ケ浦編(前編/木更津→君津→富津ルート)

内房総アートフェスのおすすめのめぐり方!まずはインフォメーションセンターへ いよいよ「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」アート作品の展示が始まりました。関東の桜は一気に咲いて一気に葉桜になってしまいましたが、気持ちの良い季節はこれから!芸術祭めぐりにぴったりのこの時期、何度も千葉に訪れてほしいという想いから、内房総アートフェスのおすすめのめぐり方や、おすすめの食事スポットなどを紹介したいと思います。 まずは、木更津、君津、富津、袖ケ浦の4エリアから前後編に分けてお届けします。「LIVE ART」として展示されるのは総勢77組による作品。観光名所も含めてすべての作品をゆっくり回ろうと思うと日帰りでは時間が足りません。気になるアート作品だけを目掛けていくも良し、それぞれの市に点在する作品を宝探しのように一つひとつ堪能するも良し、ひとまずはパスポートを購入すべく木更津駅東口にあるインフォメーションセンターへ! Tシャツやエコバッグなどの公式グッズもインフォメーションセンターで買うことができます。芸術祭めぐりはパンフレットや資料をもらうことが多く、クリアファイルを買っておくことをおすすめします。 パスポートを買うと、購入者特典として公式ガイドブックと公式マップももらうことができます。この時、スタッフの方におすすめの周り方や、休止中の作品情報など、いろいろと事前情報を確認しておくとスムーズです。 大きなマップを広げてどんなルートで回るかを決めます。車の場合は内房総アートフェス専用の駐車場が各所に用意されているので、そこに停めましょう。木更津駅周辺の数点の作品は徒歩で見て回ることができます。 作品鑑賞パスポートは作品ごとにスタンプを押せるようになっていて、自分で押す場所もあればスタッフの方に押してもらう場所もあります。スタンプラリーですべてのスタンプを集めると賞品をもらえるとのことでワクワクです。 木更津のインフォメーションセンターに展示されているのは増田セバスチャンの《Primal Pop》。原始的なポップさやいたずらごころをテーマにした作品は、懐かしさを感じるおもちゃやステッカーがぎゅっとひしめきあって新たなオブジェへと生まれ変わっています。かわいい。 次に向かったのは、1790年創業の砂糖や紙類などを販売していた「浜田屋」が所有していた趣のある「石蔵」。ガラリと木の扉を開けるとそこには巨大な女性のモニュメントが鎮座していました。 小谷元彦さんによる《V 〈仮説のモニュメント〉》は、約4,000年前の縄⽂時代の⼟偶『仮⾯の⼥神』と現代の⾁体を融合させる『仮設のモニュメント』シリーズのひとつ。「約1,300年前の奈良時代の半跏倚坐(はんかいざ)の⽉光菩薩像を像に重ね、過去から現代、未来の時間を凝結する」というコンセプトだそうで、初っ端から圧巻の彫刻に魅せられて心が躍ります。 石蔵から歩いてすぐの旧紅雲堂書店では、槙原泰介さんによる《オン・ザ・コース》という作品があります。築150年の木造建築の書店は、昨年末に閉店。営業当時のままの雰囲気を残しながら、東京湾に残る干潟をリサーチしてきた槙原さんが、木更津の広大な自然干潟に着目し、その風景や生物を題材とした映像作品を店内に展示。本棚に置かれた自然環境に関する書物を椅子に座ってゆっくり読むことも可能です。 内房総アートフェス会期中に数回開催される干潟へのツアー・トークもぜひ参加してみたい。 河岸を玄関口として栄えた木更津市は、かつて港付近まで浅瀬が広がっていたといいます。 旧木更津市役所があったという海の近くの倉庫には、梅田哲也さんの作品《上架》があります。中に入ると大きな木更津市の航空写真が迎えてくれます。この日は悪天候だったこともあって、丸い透明の照明がほのかに灯る空間は少し幻想的でした。 「船溜まりの一角に、使われなくなって久しいであろう船が積み重ねられていました。フジツボが船底にびっしり固着し、変色していることから、水上に放置された期間と、陸に引き上げられてからの経過が垣間見えます。この光景に触れた瞬間、単純に『いいな』と感じました。見ることしかできない船。実際には見られることすらなくなったような船ですが、じっくり観察するとそれは紛れもなく圧倒的な船でした」(梅田) ガイドブックに書かれた作家の梅田さんのコメントを読みながら、フジツボがびっしり固着した船を見ると、長い月日を経て自然に生まれたものではあるけれど、美しい彫刻作品のようにも見えてくるから不思議です。 閉業したガソリンスタンドから譲り受けたという丸いペンダントライトに少しずつ水を溜めて、その音に耳を傾ける。まるで海の底にいるかのような静謐な時間とともに、木更津は海とともに歴史を紡いできたまちなのだということを実感します。 晴れて風の音もない日に再訪したいと思いましたが、ゴーゴーと暴風の中の鑑賞も味わい深く、先鋭的な音響のアーティストとしても知られる梅田さんの作品を自然界の音とともに楽しめたことも良い経験でした。 受付には解体後に残されていたという木更津市役所の石看板を真っ二つにカットしたものが使用されていました。斬新! 房総半島のほぼ中央部に位置する自然と街が共生するまち、君津市へ さらに強い春の風が吹き荒れる中、君津市の八重原公民館へ移動。「木と水の館」をテーマに君津市産の杉を使用した木造の公民館は、地域の人々の集会所として、さまざまな講座や講演会、展示会などのスペースとして使用されているそうです。 早速目に飛び込んできたのは鉄でできた海苔!深澤孝史さんによる作品《鉄と海苔》です。鉄琴のようにバチを持って叩いてみると、キンコンカンコンと、なんとも良い音色を奏でることができます。楽しい。 海苔の養殖で栄えた君津市は、1961年の製鉄所稼働開始に合わせて漁業権が放棄され、北九州の八幡を筆頭に各地の製鉄所から2万人規模の労働者が移住したそうです。君津の風景は鉄と海苔なしでは語ることができない。そんな君津の歴史を想起させる作品が中にも展示されていました。 展示されたおはなしの絵を一枚一枚見ていくだけでそれぞれのストーリーが想像できて面白い。 中には、佐藤悠さんによる《おはなしの森 君津》も公開されています。一枚の絵を描きながら、その場にいる全員で即興の「おはなし」をつくるパフォーマンス「いちまいばなし」。「何がどうした?どうなった?」と参加者へ順番に続きを聞いていき、答えた内容を1枚の絵に描き足していく。「面白い『おはなし』は、既に参加者の中にある」とし、それらをひも解きながら取り出していく作品です。3人以上の希望者が集まれば、そこからパフォーマンスが始まる。といった内容。 パフォーマンスは会期中の土・日・祝日に開催(約15分、参加無料)とのことで、こちらもぜひ参加してみたいですね。 八重原公民館は施設自体がとても素敵で、図書スペース「かけはし文庫」も本をついつい読み耽ってしまう憩いの空間です。 そして、次に訪れたのは旧内箕輪保育園です。昨年まで実際に保育園として使用されていた場所で作品《Lost and Found》を展示するのはさわひらきさん。現実と虚構が織りなす幻想的な映像作品で知られている作家さんですが、今回は保育園を舞台にインスタレーションを展開。 入口を入って、一部屋ずつ順番にファンタジックな映像が流れるので、ぜひここはゆっくり時間をとって楽しんでもらいたいです。窓枠の角、教室の角、見逃してしまいそうな隙間にも作品が点在していますのでお見逃しなく。 そして、旧内箕輪保育園を見下ろす丘の上にある吉川工業内箕輪社宅へ。この日が悪天候だったこともあって、どんよりとした曇り空の下、ちょっと入りづらい雰囲気を醸し出しているここは、鉄鋼会社の社宅。保良雄さんによる《種まくひと》という作品が鑑賞できます。 鍵がかかっていない部屋を一室ずつ扉を開けて入っていくのですが、部屋の中にはみた事のない光景が広がっているので、ぜひドキドキしながら入ってみてください。 富津市の海沿いでは、地域住民が語る富津エピソードをじっくりと 木更津、君津を経てさらに南下し、富津市に入ります。南北約40km の海岸線の多くが自然海岸で、東京湾に突き出た富津岬が代表的です。向かった先は埋め立て地に建つ「富津公民館」。学習・交流・発表の場として親しまれる学習拠点でもあり、さまざまなイベントを開催する場でもあります。富津市民の成人式もここで行われるのだとか。ここで鑑賞できるのは、中﨑透さんの巡回型インスタレーション作品《沸々と 湧き立つ想い 民の庭》。 地域に所縁のある4名の方にインタビューを行い、富津の漁業や岬周辺の公園、海や街についての話を伺い、その言葉から引用した37のエピソードを会場内に配置し、エピソードとオブジェクト(制作した作品や備品、残置物を組み合わせたようなもの)を辿りながら富津にまつわる物語を体験するというもの。 作品数も圧巻ですが、一つひとつのエピソードから浮かび上がる富津市のイメージの断片を物語を読み進めるように鑑賞するスタイルが面白く、すべて鑑賞し終えるころには随分富津市のことを知ったような気持ちになる、そんな作品でした。 富津の人は映画を観るために船に乗って横浜にお出かけしていたようです。改めて地図を見ると、富津岬から横須賀までは本当に目と鼻の先! 富津埋立記念館 「富津公民館」のすぐ隣にある「富津埋立記念館」にも二つの作品があります。「富津埋立記念館」は、埋め立て以前に使用していた船などの貴重な漁業器具を展示しており、当時の漁業の様子を知ることができる施設。富津岬に江戸の守護として江戸時代より砲台が置かれていたことから、記念館の受付ホールの上部は、この砲台をモチーフに「砲台風」で設計されているのだとか。なるほど〜と思いながらエントランスを入るとなにやら香ばしい匂いが充満していることに気づきます。 「え、どこかで煮物炊いています?」というほどの違和感を覚えて進むと、そこには海苔で作られたジオラマが浮かぶ醤油の海の作品が。岩崎貴宏さんによる作品《カタボリズムの海》でした。 「遠浅の漁場で営まれてきた富津の漁業。埋め立てを機に漁場であった海はその姿を変えてきた。作家は内房総の海を巡り、土地が過ごしてきた時間と目の前に広がる光景への観察から生まれた作品を、さまざまな漁具・漁法を紹介する富津埋立記念館に設置」とガイドブックにありましたが、海苔のジオラマの繊細さとガラスのようにジオラマが映り込む漆黒の醤油の海の美しさに感動。 まさにこの富津という場所でしか創造されなかったであろう作品に胸を打たれました。醤油の匂いは本当に空腹を刺激します。 武藤亜紀子さんによる《海の森-A+M+A+M+O》は、富津干潟に広がる、海のゆりかごと呼ばれるアマモ場をイメージした作品。海の生き物の産卵場となり、生まれた稚魚や稚貝の生育場でもあるアマモ場の風景は、オーガンジーの布でたくさんの大きなアマモのパーツを縫い地域住民とともにつくり出しているそうです。会期中にもワークショップが開催され、アマモ場はより豊かになっていくとのこと。こちらもぜひ参加したいですね。 富津公民館と下洲漁港の2カ所に展示されているのは五十嵐靖晃さんの《網の道》。人々との協働を通じて、その土地の暮らしと自然とを美しく接続させ、景色をつくり変えるような表現活動を各地で展開されている作家さんです。 「およそ50年前に行われた埋立開発は海の風景・漁場、人々の営みを変えてきたが、ここ富津の海では、海苔漁が受け継がれ今の姿がある。この地で先代を含んだ漁師たちと協働で海苔網の道を編み、これからの50年に向けて50年前の志気を編みつなぐ。富津岬を挟んだ南北2つの網の道を歩き、水際の風景を眺めながら、地域社会の変容を体感すると共に、人と海の関係の100年後を想像してみる」 そんな五十嵐さんのコメントを読みながら《網の道》を眺め、人と海の100年後が今よりももっと優しい関係であることを願いました。 作品展示は17時までなので、3市をめぐり作品をみて回った怒涛の一日の終わりは富津岬までドライブ。岬先端の富津公園には、明治百年記念展望塔やジャンボプールなどがあります。惜しくもこの日、富津岬から富士山が見られませんでしたが、海辺で最高のトワイライトタイム! 日が落ちてしまいましたが、木更津にある作品で忘れてはいけないのが、SIDE COREの《dream house》。SIDE COREは公共空間におけるルールを紐解き、思考の転換、隙間への介入、表現やアクションの拡張を目的に、ストリートカルチャーを切り口として「都市空間における表現の拡張」をテーマに屋内・野外を問わず活動しています。 アクアラインのふもと、木更津の海岸に浮かぶ小さな島に建つ一棟の住宅。家の明かりがついていますが、遠近感がわからないので、大きいのか小さいのかが不明。上陸してみたい。 これは江戸時代から政治家や建築家たちの間で議論されていた「東京湾に海上都市を建設する」という議論があったことから着想されたそうで、そうした検討の果てに開通したアクアラインによって、多くの人が木更津に「夢のマイホーム」を建て、以前の田園風景は一変。この作品は、SIDE COREのメンバーの一人がかつて家族と共に暮らした木更津の家がモデルとなっているそうです。 振り向くと、さっき見えなかった富士山が!感動的です。内房総にマイホームを持ってみたい。 夕食は、木更津市の海辺、鳥居崎海浜公園にあるレストラン「舵輪」へ。地域の生産者さんが作る食材を、レストランが料理で繋ぎ、食をリレーしていく。「食(Food)が社会(Society)と繋がり、そこに生きる人たちの人生(Life)が紡がれていく」。そんな素敵なコンセプトがあるそうです。晴れの日は富士山を遠景に、夕方には美しいサンセットが楽しめます。 カメラマンとスタッフのみんなで乾杯!鮮魚のカルパッチョや舵輪名物の ロースト千葉肉の盛り合わせなど、どれも本当に美味しい!トマトソースのパスタにはなんとKURKKU FIELDSの竹島さんのモッツアレラチーズもトッピング。やはり絶品です。今日見た作品についてみんなで語り合いながら、最高の宴でした。 後編では、KURKKU FIELDSの作品めぐりと袖ケ浦のアート作品をご紹介します!記事はこちらから! Photo:Eri Masudatext :Kana Yokota 

フラム海苔ノリ通信Vol.3

内房総アートフェス

2024.04.15

フラム海苔ノリ通信Vol.3

4月14日(日)。いつものように品川駅で朝食を摂り、一服して内房線で、今日は五井駅から車で上総牛久駅へ。 藤本壮介《里山トイレ》Photo by Osamu Nakamura 岩沢兄弟《でんせつのやたい》 藤本壮介さんのトイレは男1、女5、共用1で合理的だった。沼田侑香さんの肉屋さんと和菓子屋さんの作品と岩沢兄弟の電気屋さんの《でんせつのやたい》(電設の屋台)は牛久の商店街です。早期だったので肉屋さんでコロッケとアジフライは買えず、和菓子屋さんで買った梅餅と桜餅は相変わらず旨かった。 大西康明《境の石 養老川》 大西康明さんの《境の石 養老川》は旧信用金庫内に一つひとつの石から型取りした銅の花弁が無数に空間に流れているような作品で、不思議な感覚でした。 柳建太郎《KINETIC PLAY》Photo by Osamu Nakamura 印西市の漁師でもある柳建太郎さんは人も知るガラス細工の名人ですが、商店街に工房を構えていて超絶技巧は見ものでした。壁に掛けられた時計と、時計の機械だけ剥き出しの20個ほどが、妙にガラスに合っていると感心しました。 豊福亮《牛久名画座》Photo by Osamu Nakamura 千田泰広《アナレンマ》Photo by Osamu Nakamura 豊福亮さんの《牛久名画座》も見応えがあります。千田泰広さんの《アナレンマ》の無数の意図と光の交錯は驚くべきものでした。 笹岡由梨子《Animale(アニマーレ)》 Photo by Osamu Nakamura 笹岡由梨子《Animale(アニマーレ)》 Photo by Osamu Nakamura 旧平三小学校で前回見れなかった笹岡由梨子さんの《Animale(アニマーレ)》は三体のオブジェ。それぞれに鍵盤楽器、ラッパ、太鼓が組み込まれていて、目と唇の映像が映しこまれている…と言っても何も説明にならない…けれども「教えてくれや、労働」という言葉をkeyに三体とも動物の必死で哀切のある、しかしユーモアともとれる訴えによって見る者の気楽な気分を揺さぶってくれる、お勧めの作品です。 森靖《Start up - Statue of Liberty》Photo by Osamu Nakamura ソカリ・ドグラス・カンプ《Peacetime》 森靖さんの木工房は作品が出来上がり始めていました(※会期中公開制作する作品)。ソカリ・ドグラス・カンプの鉄作品は完成して、グラウンドに展示されていましたが気持ちのよい出来でした EAT&ART TARO《SATOMI HIROBA》/塩田済シェフのホットサンド Photo by Osamu Nakamura 昼ごはんはベーコンホットサンドと、いちごミルクとパン。みんな上出来のおいしさでした。 ディン・Q・レ《絆を結ぶ》(市原湖畔美術館)Photo by 田村融市郎 市原湖畔美術館では、安田菜津紀さんの、日本に住んでいる外国人のお話です。皆さん、熱心に聞いていました。 梅田哲也《上架》Photo by Osamu Nakamura 梅田哲也《上架》 最後は木更津市です。梅田哲也さんの作品は旧市役所跡の車庫兼物置きで、ガラス球、網、バケツ、ロープや石や貝殻と現世での鳥の声は、飛行機の爆音が空間の中にあるのを、私たちは詩を読むように回るのですが、これが楽しい。グラウンドにはネットが絡まった立方形のポールがあって、そこから見上げる飛行機は印象的でした。 増田セバスチャン《Primal Pop》 駅のインフォメーションセンターで増田セバスチャンの仕事を見て帰りです。気持ちの良い晴日、特に旧平三小学校での桜は見事でした。 旧平三小学校の桜 北川フラム

フラム海苔ノリ通信Vol.2

内房総アートフェス

2024.04.07

フラム海苔ノリ通信Vol.2

4月6日、菜種梅雨の中、京葉臨海工業地帯が成立する半世紀前に作られた富津公園のジャンボプールの水がゆっくりと流れる中、客席とパフォーマーが一体化する空間で「不思議な愛な富津岬」というタイトルの「通底縁劇・通底音劇」が開催されました。 通底縁劇・通底音劇「不思議な愛な富津岬」会場の様子 Photo by Osamu Nakamura 小林武史さんのスペシャルバンドが演奏し、アイナ・ジ・エンドが唄う約1時間、ひびのこづえの海中の愉快な生き物と、それに同化したアオイヤマダら東京QQQのメンバーが10体、踊り、走り、ボートに乗り、エアリアルをするという特別な時間でした。 通底縁劇・通底音劇「不思議な愛な富津岬」会場の様子 Photo by Osamu Nakamura 私は音楽の世界に疎いけれど、これが全力で立ち向かった人体と衣装とのカーニバルだということが伝わってくる。小林武史はこの大変な音楽の他ジャンルとの協働を5市のそれぞれの場で違った形でやるのだと思うと震えがきたと報告しておきたい。とにかく楽しいし、ジャンルや形式や表現方法が異なるものを縦・横・斜めに共通の時空間でクロスさせることが、私たちの身体と気持ちを不思議にゆるやかにさせてくれる体験をしたのです。これからの5公演に期待です。 開発好明「100人先生の10本ノック」/「リサイクルビート先生」 その40分後、私は袖ケ浦市郷土博物館の開発好明さんのプロジェクト「100人先生の10本ノック」の「リサイクルビート先生」に立ち合いました。既に藤代かおるさん(上総掘り技術伝承研究会副会長)の「上総掘り先生」は終了していて残念なのですが、塩谷亜弓さん(ドラム・パーカッション奏者)のこの場には大人・子ども40人くらいが、ドラム缶、鍋、炊飯器、コップ、ばね、筒段ボール、何十種類もの使用済みの楽器素材をかきまわっているのでした。はまりそう。 この郷土博物館は立派で、地元の人たちの見識がある。現代から先史時代へ遡ること。史料研究誌がずっと出ているとのこと。そのうえ、特別展(今日は金谷遺跡でした)をやっているとのこと、土器作りの会、機織りの会など7つのサークルがあること等です。公園と一体化した素晴らしい施設で、そこをベースにアーチストの作品があって嬉しくなりました。 最後は君津市の八重原公民館で、佐藤悠さんの作品のなかで石井宏子君津市長と君津の海苔と製鉄にまつわる対談でした。 忙しいけれどいろいろ体験しに行きたいと思いました。 北川フラム

フラム海苔ノリ通信 Vol.1

内房総アートフェス

2024.04.04

フラム海苔ノリ通信 Vol.1

アートディレクター・北川フラムが綴るコラムを定期的にお届けします。 槙原泰介「オン・ザ・コース」Photo by Osamu Nakamura -木更津市- ついさっきまで開いていたと思えるような町の本屋さん。その主人の人となりが思い浮かぶような店先を借りて、槙原泰介の干潟についての展示がある。地図や干潟についての写真や観察、干潟観察ツアーのポスター等々。木更津の干潟の一部は工場地帯に変化したけれども、したたかに残っているところもあって、作家はそこに変わらぬ関心をもっている。その混在した店内は一味も二味もあって、何気ない容器にはメダカが飼われている。合理一辺倒ではない町の店の大切さがあって嬉しい。これはこの内房総アートフェスのベースになる傑作だと思いました。豪雨のあとの雨あがり、その干潟巡りに行きたかったが、果たせなかった。残念。まだ4月13日(土)、4月28日(日)、5月11日(土)にあるのでお誘いです。この豪雨のせいで旧里見小学校(市原市)での「おにぎりのための運動会!」も中止。これも4月27日(土)と5月18日(土)にありますよ。 槙原泰介干潟ツアーの様子 EAT&ART TARO「おにぎりのための運動会!」(市原市)Photo by Osamu Nakamura 近くの倉庫に小谷元彦の「V (仮設のモニュメント5)」が不思議な迫力で鎮座しています。小谷の作品は、情報と物が溢れている現在の「神」が突如間違って登場したように感じられるものですが、それを支えている技術が見せ場になっています。 小谷元彦「V (仮設のモニュメント5)」Photo by Osamu Nakamrua -君津市- 八重原公民館は、京葉臨海工業地帯が出来始める約50年前から、多くの移住者が集まってきた団地の中にあり、今も盛んに活動しています。外に海苔が天日干しされているように見える、たくさんの瓦板が並べられていて、その鉄でできている海苔板を叩いて楽しんでいる人もいます。古い大判の写真も貼られていて、日本製鉄という世界有数の製鉄所がこの地に与えた影響を知ることができます。2万人を超える人が全国から集まってきました。深澤孝史は地域の聞き取りの上手な作家で、その時にもたらされた「マテバシイ」という植物が海苔作りに良くて、そのまま大切にされたという話を、公民館の中庭の池で見せてくれています。 佐藤悠「おはなしの森 君津」Photo by Osamu Nakamura この公民館の中央ロビーには佐藤悠が所狭しと面白い展示をしていますが、佐藤の本領は”お話しおじさん”です。人が集まれば、観衆とのやり取りを絵に描いていく、その会話の媒介は地域についての知識です。人はおのずとこの地に親しみをもっていくという仕掛けです。 さわひらき「Lost and Found」Photo by Osamu Nakamura 近くの保育園が楽しい作品になっていて、さわひらきによるものです。園庭に面して4つの教室がありますが、その教室に入っていくごとに、それぞのれの部屋が暗くなり、それぞれの物語が部屋の道具、映像、照明の動きによって語られるというもので、保育園がもっている明るい楽しさが感じられるというものです。 保良雄「種まく人」 そこから少し行ったアパート群の一つの入口からは4階に向かっての一部屋ずつを昇っていくと、人の居なくなった部屋に外部の土と植物が入り込み、成長していく仕掛けの作品に出会います。君津にある4作品からは、その年の一世紀の時間が感じられるようです。 -袖ケ浦市- ダダン・クリスタント「カクラ・クルクル・イン・チバ」 袖ケ浦の作品がある一帯は、班田収授の法があった頃からの古い土地で、田甫の広さは変わっていないような豊かな場所で、インドネシアのバリ島にある鳥よけの風を受けて鳴る楽しいダダン・クリスタントの作品「カクラ・クルクル・イン・チバ」が50基カタカタと音を立てています。近くにある販売所の果物・野菜は旨さ、値段ともに魅力的なのでお薦め。 大貫仁美「たぐり、よせる、よすが、かけら」Photo by Osamu Nakamura 資料館を巡る美しい池を囲んだ袖ケ浦公園巡りは人気がありますが、その中の2基の竪穴式住居と歴史的建造物の旧進藤家には、大貫仁美のガラスの断片を中心とした作品が設えられてあります。旧進藤家では、周辺の人たちとのワークショップでの成果もありますが金継のように繊維がガラス化したシルエットが美しい。 東弘一郎「未来井戸」 そこから降りた所にはモノづくりの名人・東弘一郎の上総掘りが見事に作られて圧倒されます。(近くにカブトムシのバイオスフェアもあります) キム・テボン「SKY EXCAVATER」Photo by Osamu Nakamura 江戸湾を囲んで房総半島には更級日記以来、古い歴史があります。鎌倉殿は房総と三崎半島の一衣帯水の世界を往来したし、里見氏の栄枯盛衰もある。江戸時代は池波正太郎の小説に出てくるような江戸前の旨い食物があったり、良くも悪くも江戸を補完する土地でもあり、幕末からは国防の拠点ともなりました。臨海工業地帯へと変化したあと、アクアラインが画期をつくります。その「アクアラインなるほど館」という名の施設にはキム・テボンが、そのシールド工法が宇宙船のコクピットのように感じられたらしく、迫力ある展示をしましたが、ここには60年代の丹下健三の「東京計画」などの計画が一瞥されていて近代日本を肌で感じられるようになっています。 -富津市- 五十嵐靖晃「網の道」(下洲漁港)Photo by Osamu Nakamura 富津は内房線特急の停まる君津駅の先にあり、富津岬を抱える太平洋の外洋と接するところ。今もって、下洲漁港には海苔漁業者がたくさん居る。五十嵐靖晃はそこに迫力ある美しい海苔網を設置しました。海苔網は水面下数cmほどに設置します。どんな海苔を採るかにより幅20cmほどのマスは異なります。採取時にはこれを水面上1m以上に持ち上げ、いわば海苔網の下を漁船がくぐり海苔を落として集めるのです。それを陸で体験するのが、この作品の楽しいミソです。もともと漁師さんは富津地区4漁協(青堀・青堀南部・新井・富津)に所属していましたが、埋立を前にして現在の場所に移住しました(もとの場所の陸にも網は設置されています)。 岩崎貴宏「カタボリズムの海」 武藤亜希子「海の森-A+M+A+M+O」Photo by Osamu Nakamura この埋立記念館は楽しい海苔採りを含めた江戸湾一帯のよくできた資料館ですが、そこの和室に岩崎貴宏が醤油の海を作り、そこに船のミニチュアを浮かべています。障子紙越しに射してくる光の変化が美しい。その向かいに武藤亜希子さんのアマモをテーマにした空間があり、遊べます。 中﨑透「沸々と 沸き立つ想い 民の庭」Photo by Osamu Nakamrua この建物の隣に富津公民館があり、この入口と二階を使って中﨑透による、”4人の住民の語りによる文物を編集した、地域の生活のリアリティ”ーー「沸々と 沸き立つ想い 民の庭」が楽しめます。地域を歩く。そこに残されている道具や看板、雑誌・資料を集める。そこに生きている生活者に丁寧にインタビューして纏める。そこに氏独特の色付きアクリル板と照明を挟んで編集するというサイトスペシフィックアートの方法を展開しています。ここでは館内のホールを出ての階段や通路も使っていて、総合的な体験が可能です。 まずは第一報。 北川フラム

「自分が生きてる間に、百年後に続く何かをしないといけない。自分がつくったものがゴミになってはいけないなと思います」

内房総アートフェス

2024.02.20

「自分が生きてる間に、百年後に続く何かをしないといけない。自分がつくったものがゴミになってはいけないなと思います」

コスチューム・アーティスト ひびのこづえ ---------ひびのさんは、en Live Art Performanceの衣装を担当されていますが、百年後芸術祭に関わることになったきっかけは? 私はコスチューム・アーティストとして、服をアートとして、ダンス・パフォーマンスをつくったり、野田秀樹さんの舞台の衣装に関わったり、NHK E テレ「にほんごであそぼ」のセット衣装をつくったりと、とにかく、人に関わるものを作り続けてきました。百年後芸術祭に関わるきっかけは、この芸術祭のクリエイティブディレクターでもある大木秀晃さんの存在がありました。東京オリンピック2020の企画の一つで「わっさい」というオンラインイベントがあったのですが、大木さんに声をかけてもらい、衣装デザイナーとして関わることになったんです。ダンサーのアオイヤマダさんや高村月さん、KUMIさんもこの時のイベントで初めてご一緒したのですが、すごくユニークなダンサーの方々でした。ふだん私はコンテンポラリーのダンサーとのお仕事が多かったのですが、その枠を飛び出した表現方法で活躍されている方々とのお仕事を通してとても感動も味わっていた中でのお誘いでしたので、お受けさせていただきました。 ---------en Live Art Performanceのコンセプトを受けてどんな衣装のイメージを考えられたのでしょうか? まず最初に芸術祭や「en」というコンセプトをお聞きして、大枠は分かるけれど、このプロジェクトをどうやってつくっていくのかを理解するのに戸惑いましたね。ポールダンサーのKUMIさんとダンサーの高村月さんが出演されるということですが、小林武史さんがイメージされているパフォーマンスの世界観がどういったものなのか、そのための衣装をどうやってつくったらいいか悩みながら、手探りで進めていった感じです。 いつもそうなのですが、かたちになっているものから引き算するのではなくて、かたちのないものに足していくので、これが本当に正解かどうかは今でもわからないけれど、でもいろんなクリエイターが小林さんを中心に集まって、いろんな謎解きをしていってできたものがこれなんだろうなという風には思います。小林さんや大木さんからいただいたストーリーや言葉の一端を衣装に置き換えるということをしていきました。 ---------KUMIさんも高村月さんの衣装もとても印象的で、惹き込まれるものがありました。 実際に制作した衣装は3種類です。高村月さんの最初のお面をつけた衣装と最後の衣装、KUMIさんが曼荼羅の中心にいる人のようなイメージの衣装です。ポールダンスって、衣装を身に付けていない方が楽じゃないですか。そういう意味で、衣装があることでKUMIさんの技を封印してしまって申し訳ないなという気持ちもありつつ、ただ、あの3メートルの棒の上に重力を超えて軽やかに踊るKUMIさんの姿がとても神々しいんですね。その神々しさを表現したいという思いがあったのと、重力に抗って動くKUMIさんに対して浮遊するバルーンをつけるという、相反しているのだけれど、引いてみると一つのフォルムにまとまって見える。時空を超える存在に見えると思ったので、今回はKUMIさんに頑張ってもらいました。 月さんに関しては、映像とのシンクロしたメッセージがあったので、それをどう形にすればいいのかを考えました。舞台が全部明るいわけじゃない空間で、闇の中を彷徨うような、そういうイメージが映像の中にもありましたけど、闇に溶けずに、光を味方にできるような衣装にしなくちゃいけないなというイメージでつくりました。後半の衣装はとにかく、月さんが動いてくれることで衣装が「円」になるというものをつくりたかった。だから円になるために月さんはずっと踊り続けなくてはいけないんですよ。でも、それが「en」っていうことなんじゃないかなと。円や縁をキープすることって相当な努力が必要なんだなって、月さんの踊りを見ていて、改めて感じました。衣装って、着る人に負荷をかけてしまうから、どんな仕事でも「ごめんなさいね」ってつい言ってしまうのですが、それでもみんなが目指すところに向かってくれる表現者たちのパワーに敬服します。 ひびのさんによる衣装デッサン ---------初公演を終えての感想は? 観客の方はそこまで感じないかもしれないのですが、一時間ほどのステージの中で、KUMIさんと月さんのお二人が衣装を着て踊る姿を見ながら、絡まずに踊れるかなとか、私はライブパフォーマンスを見守っている時が一番ドキドキするんです。でもそれが生身の人間が動くこと、演じることの危うさであり、生で魅せることの面白さでもあるなと思うんです。 ---------長年、衣装デザイナーとして経験を重ねていらっしゃるので、生身の人間を舞台の上で引き立たせるという事はお手のものかと思うのですが、そんなひびのさんでも難しさを感じることはあるのでしょうか? もちろんありますよ。こうした方がよかったかなとか、もし巻き戻せるならここ気をつけようとか。そういう意味では、一度限りではないこのen Live Art Performanceは回を経て進化していくのかもしれません。やっぱり、人ってモノではないから、その時々で感覚も体調も変わりますし、初演を開催した市原とKURKKU FIELDSでは場所の雰囲気が全然違いますから、みんなにとって毎回新しい発見があることは大きいと思います。できれば全国各地で何度も公演を重ねていけたらいいなと思っています。 ---------百年後と聞いてイメージするものはありますか? 「あ、自分はいないな」と、最初に思いますよね(笑)。でも、100年後に責任をきちんと持たないといけないんだなっていうのを、改めて自分にも言われているという感覚を持ちましたね。自分が生きてる間に、百年後に続く何かをしないといけないと感じます。デザインやファッションの世界の百年後でいうと、自分がつくったものがゴミになってはいけないなとは思います。みんながそれぞれつくったものを一回限りで捨てないこと、いいものだったら残っていくので、そういうものを生み出すことがもっと大事になっていくと思います。それは高度経済成長時代で日本人が忘れてしまったものでもあると思っていて、新しいものを生み出すことに必死になって、少しずついいものを生み出すということから離れてしまっていたような気がします。 ---------ひびのさんは日々どんなことから創作のインスピレーションを得ているのでしょうか? やはり、自然からのインスピレーションが大きいですね。自分が子どもの頃育った場所の空の色や緑など、日本の自然環境の影響が大きいと思います。初めてパリに行ったときに、なぜフランス人の描く空の色が違うのだろうとずっと思っていたことがはっきりしたことがあったんですね。本当に空の色が違ったんです。ほかにも、歌舞伎の衣装を手がけた時に、しっくりくるなという感覚を持ったことも大きくて、派手な色ではなく、日本の伝統文化に残っている、日本の環境にある色を自然に使っていたんだなということを確認できたんです。日本人であるということ、日本らしさというものが創作の原点になっていると思います。 ---------最後に、百年後芸術祭に関心を寄せてくださっている方へのメッセージや期待などがあればお願いします。 衣装の中にいるダンサーたちの身体とか、気持ちとか、感覚など、そこまでみんなが感じ取ってもらえたらいいなと思います。個人的には本当はもっと長く踊ってほしい(笑)。そうしたらもっと伝わるんだろうなと思っています。百年後芸術祭に関しての期待は、とにかく続けること。百年後まで続けないと、答えは見つからないと思います。 Interview & text:Kana Yokota 

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チケット

「百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス」のすべての作品をご覧いただくことができる作品鑑賞パスポート

※一部イベントは本パスポートの他に鑑賞チケットが必要
※県内の小中学生は無料引換券を配布。小学生未満無料
※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介添が必要な場合は同行者1名無料)
※アート作品展示の全会場へ各1回入場可能(ただし、有料イベントや有料ワークショップなどは別料金)
※2回目からは個別鑑賞券が必要
※再発行、払い戻し不可

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アクセス

東京から内房総まで1時間


内房総アートフェスの開催エリアは、東京・横浜・成田・羽田方面から車・鉄道・バスで約1時間
とアクセスの良いエリアです。
JR木更津駅や小湊鐵道の上総牛久駅などから、無料周遊バスも運行されます。
また、土日祝日を中心にガイド・ランチ付きオフィシャルツアーも実施します。
思い思いの交通手段で、内房総アートフェスティバルを巡っていただけます。

 

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ツアー・モデルコース

内房総5市ぐるっとツアー【カラカラ落花生コース】

内房総

2024.02.29

内房総5市ぐるっとツアー【カラカラ落花生コース】

内房総5市をぐるっと巡る日帰りバスツアー。使われなくなった建物を舞台にしたアート作品を中心にガイドがご案内します。昼食はEAT&ART TAROが監修したツアーのための特別ランチです。JR木更津駅発着でアクセスも◎。 日程3月23日(土)~5月25日(土)の 毎週土曜、4月29日(月祝)、5月6日(月祝)旅行代金一般(小学生以上)12,000円、幼児(3歳~5歳)3,000円、3歳未満0円 ※食事・バス座席が必要な場合は幼児料金(バス代、昼食代、ガイド代、消費税含む)※ご参加にあたり別途作品鑑賞パスポートが必要となります。お持ちでない方は、ツアー購入時に併せてご購入をお願いいたします。締切運行前日の18時まで交通手段貸切バス(市原中央観光、または櫻井観光バス)定員20名(最少催行人数:1名)問い合わせNPO法人越後妻有里山協働機構 025-761-7749 (9:00-18:00/火水休) officialtour@tsumari-artfield.com旅行企画・実施新潟県知事登録旅行業第2-60号 共立観光株式会社 新潟県十日町市駅通り120-3 (一社)日本旅行業協会正会員、(一社)全国旅行業協会賛助会員受託販売新潟県知事登録旅行業地域‐440号 NPO法人越後妻有里山協働機構 新潟県十日町市松代3743-1 (一社)全国旅行業協会正会員規約等標準旅行業約款  /  旅行条件 ご予約はこちら

内房総5市ぐるっとツアー【パリパリ海苔コース】

内房総

2024.02.29

内房総5市ぐるっとツアー【パリパリ海苔コース】

内房総5市をぐるっと巡る日帰りバスツアー。クルックフィールズや市原湖畔美術館を中心にガイドが作品をご案内します。昼食はEAT&ART TAROが監修したツアーのための特別ランチです。JR木更津駅発着でアクセスも◎。 日程3月24日(日)~5月26日(日)の 毎週日曜(4月21日(日)は除く)、5月3日(金祝)旅行代金一般(小学生以上)12,000円、幼児(3歳~5歳)3,000円、3歳未満0円 ※食事・バス座席が必要な場合は幼児料金(バス代、昼食代、ガイド代、消費税含む)※ご参加にあたり別途作品鑑賞パスポートが必要となります。お持ちでない方は、ツアー購入時に併せてご購入をお願いいたします。締切運行前日の18時まで交通手段貸切バス(市原中央観光、または櫻井観光バス)定員25名(最少催行人数:1名)問い合わせNPO法人越後妻有里山協働機構 025-761-7749 (9:00-18:00/火水休)officialtour@tsumari-artfield.com旅行企画・実施新潟県知事登録旅行業第2-60号 共立観光株式会社 新潟県十日町市駅通り120-3 (一社)日本旅行業協会正会員、(一社)全国旅行業協会賛助会員受託販売新潟県知事登録旅行業地域‐440号 NPO法人越後妻有里山協働機構 新潟県十日町市松代3743-1 (一社)全国旅行業協会正会員規約標準旅行業約款  旅行条件 ご予約はこちら

4/28(日)イベントツアー 時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」

内房総

2024.03.06

4/28(日)イベントツアー 時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」

五井駅発着、時速30kmの銀河の旅「終着駅2024」劇と内房総アートフェスを両方とも楽しめるツアー。「いちはらアート×ミックス2020+」で映像で公開した『終着駅』を、本来の舞台バージョンで上演します。昼食はツアーのための特別ランチです。 日程4月28日(日)旅行代金一般(小学生以上)15,000円(バス代、ガイド代、昼食代、パフォーマンス鑑賞料、消費税含む)※作品鑑賞パスポートは別途必要締切4月27日(土)18時まで交通手段貸切バス(市原中央観光、櫻井観光バスまたはニッコー観光バス)定員40名(最少催行人数:1名)問い合わせNPO法人越後妻有里山協働機構 025-761-7749 (9:00-18:00/火水休) officialtour@tsumari-artfield.com旅行企画・実施新潟県知事登録旅行業第2-60号 共立観光株式会社 新潟県十日町市駅通り120-3 (一社)日本旅行業協会正会員、(一社)全国旅行業協会賛助会員受託販売新潟県知事登録旅行業地域‐440号 NPO法人越後妻有里山協働機構 新潟県十日町市松代3743-1 (一社)全国旅行業協会正会員規約等標準旅行業約款  /  旅行条件 ご予約はこちら

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ボランティア

百年後芸術祭-内房総アートフェス-のサポーターを募集します

 

「百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス」では、芸術祭の制作や広報、会期中の運営などを支えてくださるサポーターを募集します。ぜひ私たちと一緒にアートを通じて地域をもりあげていきましょう。

活動内容
・アーティストサポート:作品制作・設営、運営のお手伝い
・会場運営サポート:会場での展示作品の監視、受付、会場案内・誘導のお手伝い
・広報サポート:広報物配布のお手伝い
・イベントサポート:会場設営、誘導のお手伝い

ボランティア詳細へ

寄附・協賛

企業・団体、個人の方からの寄附・協賛を募集します

 

百年後芸術祭-内房総アートフェス-では、芸術祭の運営や作品制作等にご支援・ご協力をいただける企業・団体、個人の方からの寄附・協賛を募集しています。寄附・協賛金は内房総アートフェスの事業に活用させていただきます。

想定される活用例
・作家によるアート作品の制作
・各種コンテンツプログラムの会場・環境整備
・小中学生パスポートの無償化

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よくあるご質問

百年後芸術祭-内房総アートフェス-のテーマやコンセプトについて教えてください。

百年後芸術祭-内房総アートフェス-のテーマやコンセプトについては、「コンセプト」をご確認ください。

百年後芸術祭-内房総アートフェス-の開催場所や行き方を教えてください。

内房総5市の各所で開催しております。各市の主要な拠点は、
【市原市】内田未来楽校、上総牛久駅周辺、市原湖畔美術館、旧里見小学校、旧平三小学校、月崎・田淵、月出工舎など
【木更津市】木更津駅周辺、クルックフィールズなど
【君津市】八重原周辺
【袖ケ浦市】袖ケ浦公園周辺
【富津市】富津岬周辺
となります。交通手段の詳細は「アクセス」をご覧ください。

百年後芸術祭-内房総アートフェス-はチケットが必要ですか?

アート作品展示の鑑賞は、作品鑑賞パスポートが必要となります。
販売金額や販売方法などの詳細は「チケット」をご覧ください。
※県内の小中学生は無料引換券を配布。小学生未満無料
※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介添が必要な場合は同行者1名無料)

よくあるご質問一覧

寄附・協賛企業

株式会社ヤマト、シティライフ株式会社、株式会社樹住宅、株式会社まんだのファーム、株式会社上野工業所、株式会社アルファ商事、中央産業株式会社、中央航運株式会社、カーセンターファースト株式会社、協友工業株式会社、赤星工業株式会社、大成建設株式会社、平野コンクリート工業株式会社、株式会社ユニペン、医療法人社団白金会、株式会社オンフェイス、有限会社花金、オープンロード合同会社、株式会社千葉銀行 五井支店、学校法人三和学園 福増幼稚園、学校法人斎藤学園 青葉台幼稚園、共立化成株式会社、医療法人社団高原会、日本管財株式会社、医療法人社団直樹会、出張牛久商店街、株式会社トロンマネージメント、日本航空株式会社

公益財団法人朝日新聞文化財団

 

株式会社京葉銀行、株式会社千葉興業銀行 五井支店・辰巳台支店・国分寺台支店・光風台支店、太陽工業株式会社、医療法人鎗田病院、みどり産業株式会社