アート

ディン・Q・レ

ベトナム

1968年にベトナム、カンボジアとの国境付近のハーティエンで生まれる。ホーチミン在住。1978年、ボートピープルとしてベトナムを脱出、家族でアメリカへ移住。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で学んだ後、ニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアルアーツで写真を学び、修士課程修了。2015年に森美術館で開催された個展「ディン・Q・レ展:明日への記憶」では、ベトナム戦争終結から40周年の節目に、歴史上で取り上げられてこなかった市民の声を拾った作品の数々を発表。2019年の瀬戸内国際芸術祭では、粟島でのリサーチと地元住民へのインタビューを元に《この家の貴女へ贈る花束》のインスタレーションを発表。ドクメンタ13(カッセル、ドイツ、2012)、シンガポール・ビエンナーレ(2008 、2006)等、多数の国際展に参加。ケ・ブランリー美術館(2022)、ニューヨーク近代美術館(2010)等で個展。