アート

小谷元彦

日本

1972年京都府生まれ。失われた知覚や変容を幻影として捉え、覚醒と催眠、魔術と救済、合理と非合理、人間と非人間など両義的な中間領域を探求する。また日本の近現代彫刻史の新たな脱構築に向けて、研究と実践を行う。ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(2003)、リヨンビエンナーレ(2000)、イスタンブール・ビエンナーレ(2001)等多くの国際展に出品。立体作品のみならず多様なメディアを用い、綿密に構成された完成度の高い作品が内外で評価されている。近年の展示に「新しいエコロジーとアート」(東京藝術大学大学美術館、2022)、「リボーンアートフェスティバル2021-2022 利他と流動性」、「瀬戸内国際芸術祭2022」(女木島)、「A Gateway to Possible Worlds」(ポンピドゥ・センター・メッス、2022)がある。2020年には「Public Device 彫刻の象徴性と恒久性」(東京藝術大学陳列館)のキュレーションを手がけた(共同キュレーター小田原のどか)