アート

東弘一郎

日本

東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程在籍。主に自転車などのジャンクや金属を用いて、動く立体作品を制作する。宮田亮平賞受賞、サロン・ド・プランタン賞受賞、第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)入選、大地の芸術祭2022参加。地域芸術の研究に取り組み、茨城県日立市でのアートプロジェクト「星と海の芸術祭」を企画。最近では茨城県坂東市に現代美術制作のための「株式会社あずま工房」を設立し、金属加工を中心に様々な美術作品の制作や施工を請け負っている。茨城県取手市の自転車放置問題に対してアートによる介入を試みた経験は現在に至るまで自身を代表する活動となり、全国各地で継続して行っている。破棄された自転車を収集する過程で生じる人々との関りから記憶の断片を紡ぎ、集積していくことで作品に新たな命が吹き込まれ、地域へ還元されていく。