アート

アブドゥルラーマン・アブダラ

オーストラリア

(アボリジニ)の国である西オーストラリアのピール地域の牧場を拠点に活動するアーティスト。主に彫刻とインスタレーションを手がけ、アイデンティティ、文化、自然界の交わりを探求している。具象的な木彫の作品で知られ、伝統的な工芸のプロセスを現代的な文脈で拡張し、新たな物語を創作している。農業と密着した環境から生み出される彼の作品は、多様で異質なコミュニティーを横断するオルタナティブな視点を生み出している。

2012年にカーティン大学を卒業後、アデレード・ビエンナーレ2016および2022(AGSA)、ザ・ナショナル2019(MCA)、タラワラ・ビエンナーレ2023をはじめ、オーストラリア各地で幅広く展覧会を開催。彼の作品は公共、企業、大学、個人コレクションに収蔵されている。現在、オーストラリア・ナショナル・ギャラリー評議員。パースのコマーシャル・ギャラリーであるムーア・コンテンポラリー(Moore Contemporary)に所属している。