アート

灰原千晶

日本

千葉県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、2014年に朝鮮大学校美術科の友人らとプロジェクト「突然、目の前がひらけて」を始動。2015年に同名展覧会を開催。その後東京芸術大学修士課程へ進み、2018年-2019年エルサレムにあるBezalel Academy Arts and Designを受け入れ先にイスラエル/パレスチナへ遊学。誰かの何か、あるいは出来事や状態について理解できないことを肯定し、同時に理解しようとし続けるプロセスに重きをおき、その過程に関心を寄せ作品を制作する。 2020年「さいたま国際芸術祭2020-art sightama-」では福島県内の帰還困難区域からさいたま市に生活の拠点を移した人々への取材をもとにした作品などを制作し、2017年の個展「縫いなおされる星座」では北村サヨが1945年に創唱した宗教形態をヒントに、当時の市民の精神状態をなぞることを試みた。