内房総アートフェス

雨が降っても楽しめるモデルコース

「天候に左右されることなく楽しみたい」「今日しか来れなのにあいにくの雨…」そんな時でも楽しめるコースをご紹介。合計32作品ご覧いただけます。
※車の移動を想定しています。

10:00ごろ 内田未来楽校(2作品)

内田未来楽校(2作品)

古い木造校舎に出現する巨大なオブジェは、イ・ビョンチャンの作品《クリーチャー,2024》。プラスチックやビニールでできた本作は、まるで呼吸しているかのように収縮します。隣の教室に入ると、無数の袖凧が中央の球体に集まって飛んでいく、角文平の《Homing》が来場者を迎えてくれます。のんびりした外観とは全く異なるエネルギーに溢れた2作品は、観る者を圧倒し、校舎全体に新たな息吹をもたらします。
  
【作家】角文平、イ・ビョンチャン

10:20ごろ 移動(10分)

10:30ごろ 旧平三小学校(7作品)

旧平三小学校(7作品)

旧平三小学校には冨安由真の3部作(上記写真が新作イメージ)をはじめ、校舎内や非常階段などで7作品をご覧いただけます。秋廣誠の2か月かけて降りてくる車輪のユニークな作品や、廃校になる際の最後の在校生をイメージしたアブドゥルラーマン・アブダラの作品などを楽しめます。
  
【作家】秋廣誠、アブドゥルラーマン・アブダラ、冨安由真、ラヴァル・モンロー、笹岡由梨子

11:15ごろ 移動(10分)

11:25ごろ 市原湖畔美術館(10作品+ランチ)

市原湖畔美術館(10作品+ランチ)

常設作品群に加え、毎回クオリティの高い企画展を実施している市原湖畔美術館。今回は海外作家4名を招き、企画展「ICHIHARA×ART×CONNECTIONS-交差する世界とわたし」を開催中です。市原市は全国・世界から移り住んだ数多くの人を受け入れ、人口の50人に一人が海外にルーツを持っているそう。その歴史や文化に光をあてた企画展です。美術館の美しい建築や敷地内のレストランも楽しめます。
  
【作家】ディン・Q・レ、リーロイ・ニュー、リュウ・イ、チョ・ウンピル、KOSUGE1-16、クワクボリョウタ、アコンチ・スタジオ、木村崇人、鈴木ヒラク

13:00ごろ 移動(10分)

13:10ごろ 旧里見小学校(7作品)

旧里見小学校(7作品)

公開制作中の作品や工場(こうば)もあり、常にクリエイティブな賑わいがある旧里見小学校。カフェ「SATOMI HIROBA」では、レトロでカラフルな机と椅子で、特製カレーやホカッチャサンド、生いちごみるくや珈琲などをお召し上がりいただけます。さらに、体育館を全面的に使い、市原市の工業夜景をつくりあげた豊福亮《里見プラントミュージアム》(上記写真)は必見。ヘルメットを被り、懐中電灯をもって歩いてみましょう。ワクワクする体験ができるはず。
  
【作家】アレクサンドル・ポノマリョフ、ソカリ・ドグラス・カンプ、森靖、エルヴェ・ユンピ、EAT&ART TARO、カルロス・ガライコア、豊福亮(角文平、栗山斉、千田泰広、原田郁、柳建太郎)
【駐車場】旧里見小学校(市原市徳氏541-1)、徳氏会館(市原市徳氏275-1)

14:00ごろ 移動(45分)

14:45ごろ 八重原公民館(2作品)

八重原公民館(2作品)

海苔の養殖で栄えた君津市は、約50年前、九州から日鉄工業が入ってきて人口が爆発的に増加しました。そして産業の中心は海苔産業は鉄工業へと変化しました。そんな歴史を見せる作品をご覧いただけます。八重原公民館では、鉄で海苔などを表現した深澤孝史や、住民の物語を即興でつなぐ佐藤悠の作品(上記写真/撮影:Osamu Nakamura)が展開します。
  
【作家】
深澤孝史、佐藤悠

15:15ごろ 移動(25分)

15:40ごろ 富津公民館、富津埋立記念館(3作品)

富津公民館、富津埋立記念館(3作品)

富津公民館に入ると、漁師たちの愛のある(ちょっと口の悪い)エピソードが誘導看板のように設置され、導かれながら地域の歴史を住民の目線で紐解くことができる中﨑透の作品を楽しめます。そのまま屋外に出て、隣接する富津埋立記念館には、500ℓ以上の醤油の海に本物の海苔で作られた工業地帯が浮く部屋が出現。斬新な発想と作家の熱意を感じつつ、思わず笑ってしまうユーモラスな作品です。同施設には親子で遊べる武藤亜希子の作品も設置されています。2施設の敷地に隈なく作品があるので時間を調整しながらご覧ください。
  
【作家】武藤亜希子、岩崎貴宏、中﨑透
【駐車場】富津公民館(富津市新井932-34)

16:10ごろ 移動(30分)

16:40ごろ 木更津駅(東口インフォメーションセンター+1作品)

木更津駅(東口インフォメーションセンター+1作品)

木更津駅東口のインフォーメーションセンターでは、増田セバスチャンの新作が登場。明るい楽しい雰囲気が漂う空間で、旅の〆にグッズを入手してみては?(上記写真/撮影:Osamu Nakamura)
  
【作家】増田セバスチャン
【駐車場】木更津市営木更津駅西口駐車場(木更津市中央1-1 ※観光案内所で200円の駐車券をお渡し)

17:00ごろ 帰路へ