市原市内の無料周遊バスを乗り継いで、クルックフィールズも楽しめます。合計35作品ご覧いただけます。
小湊鉄道に乗車(五井~上総牛久→大人710円、子ども360円)
乗り換えまでの間に、上総牛久駅駅舎内の栗真由美「ビルズクラウド」
上総牛久駅そばの藤本壮介「里山トイレ」をご鑑賞ください。
東コースAで内田未来楽校へ
古い木造校舎に出現する巨大なオブジェは、イ・ビョンチャンの作品《クリーチャー,2024》。プラスチックやビニールでできた本作は、まるで呼吸しているかのように収縮します。隣の教室に入ると、無数の袖凧が中央の球体に集まって飛んでいく、角文平の《Homing》が来場者を迎えてくれます。のんびりした外観とは全く異なるエネルギーに溢れた2作品は、観る者を圧倒し、校舎全体に新たな息吹をもたらします。
【作家】角文平、イ・ビョンチャン
※朝市や地元の方々によるおもてなしもお楽しみください。
東コースCで旧平三小学校へ
旧平三小学校には冨安由真の3部作(上記写真が新作イメージ)をはじめ、校舎内や非常階段などで7作品をご覧いただけます。秋廣誠の2か月かけて降りてくる車輪のユニークな作品や、廃校になる際の最後の在校生をイメージしたアブドゥルラーマン・アブダラの作品などを楽しめます。橋をかけるお金がなかったために地元住民がボランティアで掘ったという、校庭の地中にある手掘りの川廻しの水路は必見です。
【作家】秋廣誠、アブドゥルラーマン・アブダラ、冨安由真、ラヴァル・モンロー、笹岡由梨子
東コースAで市原湖畔美術館へ
常設作品群に加え、毎回クオリティの高い企画展を実施している市原湖畔美術館。今回は海外作家4名を招き、企画展「ICHIHARA×ART×CONNECTIONS-交差する世界とわたし」を開催中です。市原市は全国・世界から移り住んだ数多くの人を受け入れ、人口の50人に一人が海外にルーツを持っているそう。その歴史や文化に光をあてた企画展です。美術館の美しい建築や敷地内のレストランも楽しめます。
【作家】ディン・Q・レ、リーロイ・ニュー、リュウ・イ、チョ・ウンピル、KOSUGE1-16、クワクボリョウタ、アコンチ・スタジオ、木村崇人、鈴木ヒラク
東西横断コースで旧里見小学校へ
公開制作中の作品や工場(こうば)もあり、常にクリエイティブな賑わいがある旧里見小学校。カフェ「SATOMI HIROBA」では、レトロでカラフルな机と椅子で、特製カレーやホカッチャサンド、生いちごみるくや珈琲などをお召し上がりいただけます。さらに、体育館を全面的に使い、市原市の工業夜景をつくりあげた豊福亮《里見プラントミュージアム》(上記写真)は必見。ヘルメットを被り、懐中電灯をもって歩いてみましょう。ワクワクする体験ができるはず。
【作家】豊福亮(角文平、栗山斉、千田泰広、原田郁、柳建太郎)
※「里見プラントミュージアム」を鑑賞
東西横断コースでクルックフィールズへ
クルックフィールズは、木更津市にある広大な敷地で「農業」「食」「アート」「自然」の循環を体験できるサステナブルファーム&パーク。島袋道浩(上記写真/撮影:島袋道浩)をはじめ、名和晃平、草間彌生、オラファ―・エリアソンなど注目の作品群も新たに設置されました。敷地内を歩くだけで楽しい施設ですが、アート巡りに疲れたら食事やショッピング、宿泊もOK。
【作家】島袋道浩、淺井裕介、草間彌生、カミーユ・アンロ、Chim ↑ Pom from Smappa!Group、ファブリス・イベール、アニッシュ・カプーア、増田セバスチャン、オラファ―・エリアソン、名和晃平(※オラファ―・エリアソンは4/18以降の公開)
【駐車場】クルックフィールズ内(木更津市矢那2503)
16:50発は東西横断コース、16:55発は西コースB
※どちらに乗っても、移動時間及びルートは変わりません