アート

漁師と量子の1日

2024年4月27日(土)〜5月19日(日) 土日祝日のみ [11日間] | 山武市

九十九里浜の浜辺を歩くとたくさんの蛤の貝殻が落ちているのがわかる。 よくみると対になったまま落ちている貝殻も多く指紋の様にそれぞれ異なる図柄が一対では対称になっており向きを揃えると貝殻同士がぴたりと合う。その特徴から平安時代では蛤は貝合わせとして使用されており天文暦学に関連し当時の一年の日数を表す360個の貝殻が使用された。 今回、天文と関連させた貝合わせになぞらえ360個の貝殻を宇宙空間と見立て、人が観測可能な太陽、月、代表的な惑星10種をそれぞれ18対(18の数字は仏教の18界より、この世の存在を人の感覚で表す18の感覚と感覚器官)の貝殻に描いている。

©kenji agata

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